2013年6月28日(金曜)、午前10時。 O病院へ病理検査結果を聞きにいく。
『Hさん、検査結果の説明をしますので診察室へお入り下さい』 いよいよか。成るようにしかならない、そう言い聞かせ腹を括った。
椅子に腰掛けたわたしに、K先生は一呼吸間を開け『必ず完治しますので言いますが』 えっ、只の胃炎じゃないの? 『必ず完治しますので言いますが、病理検査で悪性の細胞が見つかりました。』
最悪の結果は一応想定していたとはいえ、やはりショック。 聞き間違えであってほしかったが。
『Hさん、大丈夫ですか?気をしっかり持って下さい』 結構自分では、平静なつもりで聞いているのだが そういうふうには写らなかったみたい。
『先生、それってがんということですか?』 『そうです、胃がんです。』
説明は、胃の真ん中からちょっと上に約2cmくらいの 陥没(凹み)部分が癌化した組織であること。 病名は、陥凹型胃癌、ステージは1a~2の早期の胃癌所見。 説明途中も、大丈夫ですか?との声掛けあり。
更に、『よく見つけて貰えましたね。すごくラッキーだったですよ。 胃が荒れていなかったら見落としていた可能性が十分あります。』 そのぐらい見分けるのが難しかったみたい。 (画像の囲み部分がそうだけどよく分からないでしょ、発見してくれた検査センターの先生に感謝)
しばらくは放っておいても問題ないができれば なるべく早く手術されることを勧めるとのこと。 更に、治療方法としては、胃の2/3切除、病変の位置次第では 胃全摘もありうるとのこと。 また、セカンドオピニオンを希望されるのであれば紹介状は書くが できれば当院にて手術をして頂きたいとのこと。 医大からの応援もあるので、医大と同等の手術が可能とのこと。 デメリットは、手術自体には問題ないが、術後の合併症の対応が 弱い(大病院ではないため)とのこと。
判断には家族との相談が必要なので、 取り敢えず、他臓器への転移等を検査するため7月1日に 検査予約をお願いした。
診察後、支払いを待つ間に妻へ検査結果をメール。 残念な知らせとなりとても辛い。申し訳ない気持ちで一杯。
食欲はあまりなかったが、この胃ともお別れかと思い 大好きなラーメンを食べにいったが、味を楽しめる 気にはなれなかった。 午後出社し、上司へは連絡。 上司も予想外の結果に大変驚かれていた。
さて、これからどうするかな。
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