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入院前検査、その1

7月1日(月曜)と3日(水曜)に、手術を前提とした諸検査を受けました。

その前に。がんを告知された日の夜、妻と今後について相談した。 多分、自分のがんはステージ1a~2の早期胃がんであること、 セカンドオピニオンが希望であれば対応すること、 手術のときは医大からの応援があるので医大と変わらない対応が出来る等々。 妻と話し合った結果、医大と変わらない対応が取れるということと 家からの距離が近いこと、術後のおそらく長年に及ぶであろうケアのことを考慮し、O病院にお世話になることを決めた。 セカンドオピニオンは、多分同じ診察結果で同様な医療対応になることを予測し、 少しでも早く手術したい気持ちがあり、選択肢から外した。 多分、進行がんだったらもう少し悩んだと思うけど。

7月1日(月曜)kensa

・採血(血液検査)

・下部消化管(大腸)内視鏡検査

・造影剤CT

この日は、他臓器へのがん転移を検査しました。 他臓器への転移は、造影剤CTで検査。 造影剤にはヨード剤というものを使用するようですが、静脈注射にて投与。 比較的早くからだの中にはいるので胸の辺りが熱くなったけど、 これは事前に説明を受けていたので、こんなものかぁって思った。 因みに造影剤を使うことによって、病変の検出精度を上げることが出来るようであり、 特にリンパ節転移は5mm以上の病変の大きさであれば検出できるみたい。

朝9時過ぎくらいより検査を開始。 検査は、寝台に寝るとCT装置のガントリーという大きな円筒状の穴の中に足のほうから 寝台がスライドしてガントリーの回転によりからだの回りをスキャン撮影される仕組みみたい。 検査時間にして15分くらいだったと思う。 深呼吸のタイミングにより色々撮影されたみたいだけど、特段問題もなく終了。

次に、大腸の内視鏡検査。 10時過ぎくらいから検査控え室みたいなところで点滴(多分水分補給)を開始。 それから、TVを観ながら時間をかけて2リットルの腸内洗浄剤を12回に分け飲まされる。 何度かの便排出後、色がほぼ透明になったところで看護師さんに チェックしてもらい、いよいよ検査へ。この間約2時間。 そうそう、前の日に下剤(マグコロールP)も飲みました。

検査前に検査用のパンツ&検査着に着替え検査室へ。 ここでも、先日の胃内視鏡と同じく安定剤の効きがよく、お尻を突き出すまでは記憶あったけど カメラを入れる前にほぼ記憶を失い、気がついたら別室で寝かされてました。

その日の14時過ぎ位に妻も同席して検査結果と今後の予定について K先生より説明を受けました。

検査結果は、他臓器への転移はなし、というかCTレベルでリンパ節が腫れているのが 判ればかなりの進行がんとのこと。因みに大腸も問題なし。 血液検査(腫瘍マーカー?)も特に問題なしとのこと。

次に、手術についての具体的な説明あり。 病名は、表面陥凹型胃癌、ステージ1a~2の早期胃癌と思われる。 最終的には切除した胃の病理検査でステージが決定されるとのこと。 病変は胃中部に1.5~2.0cmの大きさであり、陥凹型の未分化型のため 内視鏡での切除は不可。胃は幽門測切除、胃の2/3を切除することで病変を取り除くことになる。 手術は腹腔鏡下胃切除手術で行なうとのこと。お腹に5ヶ所の小さな穴と切除した胃を 取り出すため胸部下に約5cm程度開腹、腹腔鏡を見ながら切除を行い、胃を取り出す手術とのこと。 ただ、手術中の病変の状況や出血が多い場合は開腹手術に切替える可能性もあるとのこと。 手術後は5日程度の絶食、その後様子を見ながら、おもゆ⇒半がゆ⇒全がゆ⇒普通食 と段階を踏んで約2週間程度で退院となるとの説明。 更に、医大の先生の都合の良い日が、7月22日なのでこの日に手術をしたいとのこと。 なるべく早く取っちゃいたいのでそれでお願いしますと返事。 具体的な手術までの準備する内容については看護師さんより後日説明があるとのことで、 この日はこれでお終い。支払いを済ませかえりました。

何か、良くなるためのプロセスのベルトコンベアーに乗っちゃった気分

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