移りゆく日々の景色を楽しむ

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ことのはじまり

2013年6月28日(金曜)、O病院1F待合室。

『Hさん、検査結果の説明をしますので診察室へお入り下さい』 いよいよか。成るようにしかならない、そう言い聞かせ腹を括った。

それは、3週間前に受けた人間ドックから始まった。

 6月8日(金曜)、人間ドック受診。

毎年のことだが、何時も今頃の時期に半日ドックの 検査項目とは別に胃カメラ検査を行なっている。 元々、会社の標準の検診で胃透視(バリウム)検査を受けていたが 2度ほど胃かく部の変形で再検査を受ける羽目に。 再検査は当然、胃カメラ。正式には上部消化管内視鏡検査と呼ぶらしい。 当時、再検査では特に問題なかったのだが、 慢性胃炎の診断(指摘?)を受けた。 それ以来、何度も検査受けるのは面倒なので、 ある年(多分4,5年前)からは、最初から胃カメラ検査を希望するようになっていた。20130128133459

この日も胃カメラ検査を行なったが一抹の不安があった。 それは、4月の終わりくらいから、色々なイベント続きで 飲酒機会が増えたこと。当然、食事量とかも増え ドック受診1週間前には軽い胃痛が続いていた。 『今年は何と言われるのかなぁ』なんて思いながら 胃カメラを飲み込む。 よく、胃カメラは苦しいっていう話を耳にするけど 確かに咽頭を越えるまでは苦しいのだけど、 以降は何か動き回っているなぁくらいの感覚しかない。 この日もカメラを飲み込むまではちょっと苦労したが、 以降はいつもと同じ。 先生と一緒にモニタを眺めながら、 『ちょっと胃が荒れてますねぇ』、ハイって 当然返事は出来ない(笑) 『特段問題なさそうですね、もうすぐ終わりですよ』って言われ ちょっと安堵。早く終われって心の中で呟く。 『では、最後に色素を掛けます、ちょっと冷っとしますよ』 次の瞬間、胃壁に掛けられた色素がモニタに写る ヒヤッとするなぁ、何て思いながらモニタを眺める。 あれぇ、色素が反応しない部分がある、 えっぇ~これってまずいんじゃないのぉ。反応してよぉ。 ちょっと大きいしぃ、頼むよぉ。 先生は黙って写真を撮ってる。 先生何か喋ってよぉ。 『はい、終わります』先生~なんとも無いよねぇ。。。心の叫び。

検査後、先生より診察の説明を受ける。 先生曰く『ちょっとやな感じなんですよねぇ』 『びらん性胃炎とは思いますが、 大きい病院で精密検査を受けるようにしてください』 大きい病院とは細胞検査が出来るところを指すらしい。 何か、今回はいつもと違うなって直感したので 気分がずっしりと重くなってしまった。

思い過ごしでありますようにって思いながら 診察所をあとにした。

 

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