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術後4日目

7月26日(金曜) 胃が全く反応しなくなった!

今日、これからの食事内容を決めるために胃の働き具合を検査。
ガストログラフィンというちょっと苦い紺色の造影剤を飲んで、
消化管(胃)の通過性をX線透視下で見るらしい。
この通りが良ければ「おもゆ」から始めるそうだ。
なのに、朝から全く胃が動いている気配がない。
これまで、麦茶とか飲むとか細い鳴き声みたいな胃の音が聞こえてたのに。
お昼前、X線TV室へ。
造影剤飲まされて、色々な姿勢をさせられる。
こっちはお腹が痛いのに、お構いなしだ。
結果、胃がガストロを全く小腸に送り出す気配なく、「おもゆ」開始はペンディング。
とほほ。2013-07-27 18.10.43
症状として、胃が術後ピークのはり(腫れ・むくみ)にある状態のようで、おもゆを開始しても詰まるだけなので3~4日位は栄養剤と漢方薬(2種類)で腫れが引くのを待つことになった。因みに漢方薬は、胃の腫れを取る薬と胃腸の動きを活発にする薬。(結局、この薬これから数ヶ月間飲むことになる)

夕方、医大の先生の助言あり、胃に溜まった水を抜くことになった。
再度、X線TV室へ行き鼻からカテーテルを差し込むのだが、麻酔なんかしないので強烈に痛いし気持ち悪い。
鼻の通りが悪く何度もカテーテルを挿し直す、涙とむせびが出たがようやく鼻を通過してカテーテルが胃まで届いた。 何か水分300cc回収したそうで、麦茶の飲み過ぎかなぁ(汗)
結局楽しみしていた食事は流れ、点滴生活はまだまだ続く。

実はこの日、うれしいことが2つありました。
うれしかったこと、その1
手術にて切除した胃組織の病理検査結果が出た。
昼過ぎくらいにK先生がやってきて、当初の推測通り
がん細胞は最上の粘膜層に留まっており、
下への進行及びリンパ節への転移は一切無かったとのこと
先生も胸を張って100%体からがん細胞を取り除きました、との言葉を頂いた。
病理検査結果には一抹の不安を抱いていたが、これで不安解消。
あとは胃の回復を待つこと。

うれしかったこと、その2
右わき腹から挿入されていたドレーンと、背中に挿入されていた
硬膜外麻酔用のカテーテルが夕方取り外された。
背中の違和感はなかったが、ドレーンを抜くときには内臓の中を動いてる感触が
したが、問題なく取り除かれた。長さは約30cmくらいあったかな。
残りは、点滴用のカテーテルのみ。

その夜は久しぶりに右わき腹を下にして、胃の出口が下になるように寝た。
少しでも胃の中に溜まっている水分が流れ出しやすいように。
またひとつハードルを越えたような気がした。

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