移りゆく日々の景色を楽しむ

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術後1日目

7月23日(火曜)、ここからが大変だった!

やっと朝が来た。廻りが騒がしくなる、日勤の人が出てきているのだろう。
多分7時半、院長回診で大勢の人が回復室に入ってきて、わたしを見てる。
はずかしいやん。K先生より手術の簡単な報告があり、内容は覚えていないけど
問題なく病変は取り除いた、といったような説明だったと思う。

それから、K先生が鼻から入れられていたカテーテルを抜き取ってくれた。
鼻水混じりで抜かれるカテーテルの感触の何とも言えない気持ち悪さ、
随分と長い管が出てきた。
回診後、口の中が気持ち悪いと言ったらうがい水を持ってきてくれた。
水は飲み込んじゃだめって言われる前にゴックン。
あっ、手術してるから飲んじゃまずいよなって思ったけどもう遅い。
残った水はちゃんと口をゆすいで吐き出したけど、水おいしかったな。
この時までは、この後の辛さが想像出来なかった。

8時半にポータブルのレントゲン装置を持って女性の技師さんがやってきた。
そういえば、術後の状態を確認するためにレントゲン撮るっていってたなぁ。
レントゲン板(フィルム?)を胃の下辺りに差し込むので上体を浮かせてほしいとの注文。
寝返りさえ出来ない状態なのに鬼やと思ってたら、看護師さんと二人がかりで
わたしの体を左右に動かしたり、背中を浮かせたりと、とても手術直後とは思えないような
手荒い扱い。中でも背中を浮かせレントゲン板を差し込むときが一番辛かった。
お腹の中が熱い、胸のあたりに激痛。技師さんは平然と撮影して帰っていった。
夜中、あんなにやさしかった看護師さん、どこ行ったの(涙)。

9時過ぎに部屋へ戻るために担当の看護師さん2人が迎えにきた。
部屋への戻り方で、車椅子に座って連れて行く説明があった。
が、多分車椅子に座ることは出来ると思う、でも立ち上がることが出来るか?
さっきのレントゲンでの腹筋を使ったときの尋常では無い痛さを想像してしまったら、
立ち上がるときの痛さより、このまま歩いて戻ったほうがまだましと判断。
看護師さんは車椅子を勧めるが、ベッドから起こして貰い、何とかベッドの脇に
立つことに成功。点滴スタンドを杖代わりにゆっくり廊下の手すり等も使いながら
何とか部屋へ戻ることができた。
看護師さん曰く、
久しぶりに自力で手術後歩いて部屋に戻る人を見たと。へへへ、ちょっと得意顔

手術前の説明で、手術翌日からは内臓の癒着を緩和するために
適度に運動してもらうと言われていたので、遅かれ早かれ歩かないといけない。
でも、こんなに体の自由がきかなくなっていることにやはりショックだった。

さて、部屋に戻っても自由がきかない体はひたすら寝るのみ。腰が痛い。
それでも、トイレくらいは行けるように練習、ベッドの寝起き以外は割りと楽。
トイレは問題なく出来るので、夕方K先生より尿道カテーテルを抜いて貰う。
これも随分と気持ち悪い感触。

今日は、妻が一日付いていてくれた。16時過ぎに帰るとき、エレベータまで送ろうと思ったが、

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ロビーが賑やかだったことと、戻ってこれる自信が無かったことから病室内で見送り。(感謝)

夜も何もすることなくひたすら点滴とにらめっこ。暇とお腹の痛さとの戦いが続く。就寝後も中々寝付けず、おそらく睡眠は2~3時間程度。夜中、看護師さんが見回りにくる度に起きる始末。

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